前回は冬コミの告知だったので、
お酒のレビューは久々な気がする…

新刊の作成等あるけれど、
こちらの更新も出来るだけペースを落とさずに行きたい感じ。


さて、最近すっかり涼しくなり、朝方はむしろ冷え込むように。
筆者的には一番過ごしやすい季節となった。
でもあと2か月で今年も終わりか…早い…

今回はまたまた、「あの」銘柄を紹介。
そろそろひやおろしの時期も終わり、年末年始にかけて
今度は新酒の時期になっていくので、紹介するなら今しかない!
と思った次第。


赤武 純米 ひやおろし


当ブログではお馴染みになりつつある、この銘柄。
岩手県は盛岡市。
震災による蔵の壊滅から、若き杜氏さんが中心となって、
素晴らしいお酒造りを行っている、赤武酒造さんの1本。

過去の記事はこちらから。
いずれも名酒揃い…!

AKABU 純米吟醸 雄町
http://kilchoman.blog.jp/archives/24166196.html

赤武 純米夏霞
http://kilchoman.blog.jp/archives/30073776.html



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秋らしいシックな色調のラベルに、シンボルの赤兜武者が映える。
こちらはまた、件の日本酒好きの友人からの贈り物。
最近各方面から良いお酒を頂いてばかりだなぁ…
ご縁に感謝。


過去飲んで、いずれも大絶賛だったこの赤武。
旨味が増しているであろう、ひやおろしでは
どんな世界を見せてくれるのか…と期待に胸を膨らませ。
期待値を上げまくっていざレビュー開始!


まずは冷酒。

香りは、メロン・スイカを思い起こさせる、
さっぱりとした爽やか系だが、米の甘さもしっかり香る。
まるで上質な和菓子のイメージで、全体的に優しい。

一口飲むと、香りの穏やかさとは裏腹に、
濃厚な旨味、そして迸るような、しっかりとした酸味を感じる。
ひやおろしだけあり、一夏じっくり力を蓄えたような
骨太で力強い味わい。
余韻も長く、しっかりと存在感を残す。


続いて燗で。

こちらは柑橘・ブドウを思い起こさせる、
酸味と甘味が一体化した、ジューシーでフルーティー、芳醇な香りに。

味の方は、冷酒と同じく、しっかり酸が乗っている。
まるでレモンやグレープフルーツのような、しゃきっとした酸味が
口の中を引き締め、次いで濃厚な旨味、
最後にほのかな米の甘味が膨らむ。
やはりこちらもどっしり、骨太系の味わいだが、
冷酒に比べ、よりコクがあるというか、
味に深みを感じられる仕上がりになる。

寒さが増すこれからの時期、おでんや煮物、鍋物との相性は
抜群だろう。
筆者は燗を推したい。


流石赤武…と言いたいところだが、以前飲んだ2者のような味を
想像していただけに、予想よりドライでパワフルな味に、
正直少々面喰ったところはあるが、これもまた日本酒の醍醐味の1つ。
あのフルーティーでジューシーな旨味のお酒が、一夏の熟成で
こんなに変わるのか、と学びがあった。


味:★★★★(酸味迸るパワフルな味。料理と共に頂きたい。)
入手難易度:★★★★★(人気銘柄+時期限定でそろそろ在庫が切れ始めているか)