今回から、ようやくGWの旅行の戦利品紹介編に入ることに。
一応今回と次回の2回を予定。

GWは静岡横断してたので、
どちらも静岡の日本酒をご紹介~。
ということで早速第1弾!


志太泉 純米吟醸 誉富士


県中央、藤枝市は志太泉酒造さんのお酒。
サッカー強豪校と言われ、多数のプロ選手を輩出している
藤枝東高校を擁する町としても有名なので、
サッカー好きの方には馴染みが深い地名ではないだろうか?


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ちなみに、銘の「誉富士」とは、
藤枝市で栽培されている酒米の品種。
仕込み水にも、市内を流れる瀬戸川の伏流水を用い、
酵母も藤枝産と、いわば「オール藤枝」をコンセプトとして
造られているお酒なのだ。


ではそんな郷土愛に溢れたお酒、
どんなものかいざレビュー。

まずは冷酒から…


香りはさほど強くないが、柑橘や乳酸飲料を思わせる、
さっぱりとして優しい香り。

口に含むと、その舌触りはまろやかで、これまた優しい印象。
それとは裏腹に、味はドライな酸味主体の辛口。
しかし、柔らかい口当たりのせいか、
シャープでキレのある味わいというよりは、
柔和で穏やかな余韻が、じんわりと残る感じ。


続けて燗に。

冷酒の時には控えめだった香りが、燗を付ける事により、
存在感を増す。
リンゴ、ブドウといった果実を思わせる、
優しい酸が心地よく香る。

冷酒に比べ、まろやかで優しい口当たりはそのままに、
フルーティーで香り立つ味わいに。
最初にメロンを思わせる甘味、続けてリンゴを思わせる
ジューシーな酸味を感じられる。

冷酒よりも味に深みが出て、断然旨味が増す印象を受けるため、
筆者的には燗にして楽しむのが正解と見た。


ちなみに今回と、次回紹介予定のお酒は、
沼津市内の松浦酒店さんという酒屋さんにて購入。
http://www.11sake.com/index2.html

「沼津」「松浦」という単語にピンと来た方は、
外観、内装ともに楽しめる事請け合いなので、
是非とも足を運んでほしいw
(むしろ今、沼津に足を運ぶ方の半数はそういう目的だろうけど…w)


味:★★★(酸味主体ながらも柔和な口当たり。燗が美味い。)
入手難易度:★★★★(県内流通中心か。お求めは通販等で。)